9日、ニューシティ・レジデンス投資法人(証券コード:8965)が上場J-REIT初となる、民事再生法手続開始の申し立てを行った。
同投資法人はシービーアールイー・レジデンシャル・マネジメント株式会社(所在地:東京都港区)が資産運用を務める賃貸住宅に特化した不動産投資信託で、保有物件106件の資産規模は2118億円、賃貸可能戸数は7170戸に及ぶ。
今回の措置は、同投資法人が今月末までに取得予定の試算の決済資金及び今月返済期限の到来する借入金の返済資金について調達の目処がたたない状況となったため。
尚、負債総額は、約1123億6500万円(8月末現在)が見込まれており、まずないとされてきたJ-REITの倒産が現実化したことにより、市場への信用不安の波及が懸念される。