JRの新博多駅ビルは11年春開業に向け急ピッチで工事が進んでいる。メインテナントは阪急百貨店である。
阪急百貨店・梅田本店も2012年春オープン予定で建設が進んでいる。施工は大林組であるが、面白い話が飛び込んできた。
梅田店の建て替え工事は、当初、大成建設が落札、解体まで行ないながらなぜか工事がストップ、建築に入らないまま、阪急側と協議に入り、結局、残り全ての工事を辞退したという。
当然、大きな違約金が大成側から阪急側に支払われたといわれるが、天下の阪急に対して一旦落札した工事を辞退するとは、大成側も思い切った判断をしたものである。
阪急、東急の両社に取材したところ、詳細については、個別案件であり、お話できませんとしながらも、阪急側は、当然大成建設が建築するものと思っていましたとの回答であった。
現在建築工事を行なっている大林組への発注価格は、当初の大成建設落札価格よりも高くなっているとされる。
突然の工事辞退に何が隠されていたのか、真相はいまだ藪の中である。