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政治

早期解散吹聴は「自民の陰謀」説 朝日の星浩氏
政治
2008年10月21日 13:46

 解散はいつか。麻生太郎首相の真意を巡り、「11月30日」「クリスマス」「年明け」かなどと、さまざまな憶測・観測が流れている。そんな中、朝日新聞の看板論客、星浩氏は21日付朝刊のコラムで、早期解散をささやく自民党幹部の声を「どうも、怪しい」「悪知恵」などと書いている。

 自民党が解散近しと喧伝することで、民主党の協力によって予算や法律を次々と成立させる。それを麻生政権の実績とアピールしてしまう――というカラクリだというのだ。

 麻生首相は就任当初、臨時国会の冒頭で民主党との対立機運を盛り上げ、衆院の解散に打って出ようと思い定めていたという。しかしその後、弊社でも報じているように、自民党本部の調査で自民党の苦戦が明らかになり、金融危機も加わって解散先送りの気配が強まっている。首相は、解散のカードを切るに切れない状況となっている。

野党側は早く解散してほしい。民主党は、本来ならば党として徹底抗戦すべき補正予算案やインド洋での補給支援特措法改正案を、「早期解散」というニンジンをぶら下げられて審議に協力する始末。

 星氏の論説は、自民党の解散先送りを「小さな陰謀」、早期解散を「強硬な正面攻撃」と論じている。読者はどうとらえているのだろう。

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