22日、民主党・小沢一郎代表が福岡入りし、複数の衆院選立候補予定者陣営や連合福岡の幹部と、市内のホテルで2時間余り話し合いを持った。
関係者の話によると、福岡2区など複数の候補者陣営、助信良平県連幹事長ら県議、連合福岡の幹部らを前に、厳しく檄を飛ばした。福岡は山崎拓氏、太田誠一氏、古賀誠氏、そして麻生首相と自民党の大物ぞろいの注目県。各種の選挙情勢調査では、麻生首相を除き、自民にとって予断を許さぬ状況の選挙区が多いとされる。古賀誠(選対委員長)VS野田国義(前八女市長)の師弟対決に注目が集まり過ぎ、その他の選挙区の民主候補の影が薄れたとの観測も出ている。
思ったほど支持率が伸びない福岡県内の選挙区事情に、小沢代表が危機感を抱いたという話も出ている。全国行脚を再開した小沢代表の最初の目的地が福岡だったことは、総選挙における福岡の位置づけを物語っている。