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最期を自宅で迎えたい 福岡県が支援します
行政
2008年10月30日 11:32

 末期がんなどの患者で、残された時を病院でなく自宅で迎えたいと思う人は少なくない。福岡県はそうした患者や家族の要望に応えようと、在宅緩和ケアについて相談を聞いたり地域で支援したりする「地域在宅医療支援センター」を県内4カ所に11月4日から設置する。

 がん末期でも自宅で医療を受けながら過ごすことは可能だが、地域の医療機関や訪問看護ステーション等との連携が欠かせない。しかし「自宅での療養を希望しても実際には難しいのでは」との認識が強いという。このため、県は地域在宅医療センターを設置し、在宅緩和ケアなどについて相談できる窓口を設け、訪問看護ステーションや医療機関等の連携を図り、地域全体で在宅医療の支援に向けて取り組む。

 相談を受けるのは医師や保健師ら。支援センターの事業としてはほかに、訪問看護ステーションや医療機関の紹介、医療・福祉関係者に対する研修会の開催などを予定している。

 設置場所は、宗像保健福祉環境事務所(宗像市)、嘉穂保健福祉環境事務所(飯塚市)、山門保健福祉環境事務所(柳川市)、京築保健福祉環境事務所(行橋市)で、平日の午前9時から午後4時まで。

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