与謝野馨経済財政担当相は、2日朝、NHK の討論番組で、消費税率について「2010年代なかば頃には、10%に届いていないと日本の財政が先にパンクする」と話した。
先月31日の政府・経済財政諮問会議では、国民年金国庫負担割合引き上げや、医療、年金など、社会保障機能強化のため、消費税率の引き上げが必要とする報告が出されている。基礎年金で社会保険方式維持の場合、その幅を8.3~8.5%としていた。全額税方式にした場合の消費税率は11%以上になるとされる。
テレビ討論で与謝野氏の持論を語ったということになるが、既に麻生太郎首相が、追加経済対策発表時に、3年後の消費税アップを明言している。3年後から消費税を段階的に上げ、15年頃には「10%以上」にするという意図が明確になってきたようだ。
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