広告効果は計り知れない。オバマ氏の勝利に、オバマ氏の応援で名を売った福井県小浜市と長崎県雲仙市小浜町(旧小浜町)が沸いている。
福井県小浜市はNHKの連続テレビ小説「ちりとてちん」の舞台としても知られる。オバマ氏の出馬を機に観光業者らが「オバマ候補を勝手に応援する会」を立ち上げ、 似顔絵入りポスターを作り、「オバマ」の名が入ったTシャツ、フィッシュバーガー、蒸しまんじゅうなどが販売されている。アメリカのテレビ局や通信社も取材に訪れるなどObamaは一躍国際都市となった。
5日は、「応援する会」が地元で開票速報を行ない、オバマ氏当確が伝えられると、集まった市民らから「やったー」と大歓声が上がった。
雲仙市の小浜町は温泉旅館の女将や農家の若者、自営業者など集まった会場で万歳三唱やくす玉割りがあり、大騒ぎとなった。勝利を願うニューヨークツアーを企画するなど知名度アップに必死に支援してきただけに、市の職員は「小浜は温泉や観光産業が盛んな地域。知名度アップはありがたいので、今後の観光産業などに生かせれば」とニンマリ。
オバマ氏来日の際には訪問してもらえるよう、関係機関に打診しようという一部の動きも出ているとか。
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