福岡事務所の初代所長に
―どのようなきっかけで事業に関わるようになったのですか。
李 私は来日して17年になりますが、はじめは日本人が運営する民間の団体に勤め、そこで研修生受け入れに関する事業のノウハウを身につけました。研修生に対する生活指導や生活管理、企業と研修生との間のコミュニケーションが私の主な職務でした。その後、自分の故郷である長春の優秀な研修生を日本の企業にたくさん送り込むことができれば、日本と中国との架け橋をつくることができるかなと思い、CFETC福岡事務所の開設を引き受けることにしたのです。
福岡駐在事務所は2006年10月にオープンしました。最初は自宅兼事務所だったのですが、この5月には新しく事務所を構える運びとなりました。設立時には、長春市商務局の局長が福岡に来てくださり、オープニングセミナーの開催に協力していただきました。自動車をはじめ、長春のさまざまな産業を紹介し、オープンに弾みをつけたのです。
私の事務所のエリアは九州全土と山口ですが、当エリア内にはCFETCがお世話をする研修生が250名ほどいます。2年前には150名ほどだったのですが、徐々に増えつつあります。日本全体では1,000人ほどで、毎年350~400人ずつ増えています。
つづく
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