福岡市中央区で、BOOKUOKA(ブックオカ)が開かれている。
ブックオカ実行委員会は、福岡の書店や出版社、店員などでつくられ、様々なブックイベントを行なっている団体。3回目を迎えた今年、ブックオカは秋の風物詩になりつつある。
数多くのイベントのなかで、誰でも参加できる手づくりのイベントが1箱古本市である。
今年は、8日の午前から午後4時まで開かれた。ダンボール箱や旅行ケース、さらには衣装箱に自分が読んだ不要の本や雑誌を持ち寄り、お店の軒先で販売する、というもの。出展者は主催者に1000円を支払い、販売の権利を得、自由に本などを売る。もちろん価格は自由で、値引き交渉も行なわれる。場所は中央区の「けやき通り」、道路を挟んでダンボール箱が並ぶ「異様な」風景でもある。3回目となる今年もお店の協力なしには実現しないイベントである。ダンボール箱にはいろいろな本が雑多に並べられているところもあれば、「専門店化」してジャズ雑誌、ファッション、料理、写真や絵葉書など特徴がある店も出始めた。
主催者によれば、天候がよくないということで辞退した人たちもいたが、それでも100の出店があったとのこと。お客さんのなかには、時間をかけて物色している人たちもいて、あいにくの雨にもかかわらず活況を呈していた。(AI)
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