某建具工事業者が語る。「これから年末にかけて、倒産する内装工事業者が増えるかもしれないという話が出ている。マンションの新築減少に加えて、大型商業施設の建設が今年はほぼ出尽くしたからだ。最近ではイオンモール筑紫野が大きな仕事だったが、これもほぼ終わった。皆は博多駅ビルの内装工事に期待しているが、そこまで持つ業者がどれくらいいるかは分からない」。
また、こうも語る。「オフィスビルが増えたところで、内装工事業者はうるおわない。ただ広いだけで、それほど仕事が無いからだ」。オフィスの新規供給は今後も続くが、内装工事が多い商業施設の供給は多くない。あったとしても食い合いになるだけだ。
「個人商店の業者は逆に良いだろうが、20~30人規模の会社がこれから資金繰りに厳しくなるだろう」(某建具工事業者)。
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