新総合経済対策の目玉政策「定額給付金」が迷走している。与謝野馨経済財政相は支給にあたり所得制限を設けるとしていたが、一転、所得制限を設けないことになった。その代わり、「高額所得者」に自発的に辞退を促すという。高額所得者についてどこで線を引くかさえはっきりしない。報道によって1,800万円とも2,000万円ともされる。当初は1,000万円という数字だったが、だんだんと天井が高くなっている。高額所得者の定義が定められていないだけに厄介な話。
11日には「定額給付金」という名称変更の話も飛び出した。名前を変えても愚策であることには変わりがない。国会議員や官僚は受け取るのか、まずそこのところを聞いてみたい。
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