住宅大手の積水ハウス(株)と大和ハウス工業(株)が、2008年度新規の住宅分譲用地の購入を削減することが分かった。積水ハウスは戸建向け用地の購入額を前年より25%、大和ハウス工業はマンション向けなどの用地購入を削減する。両社が分譲用地を減らすのはバブル崩壊直後以来とされる。
この件で、2社それぞれに問い合わせしたところ大和ハウス工業は「原則的に新規でのマンション向けの用地購入を控える。但し優良物件に関しては、条件が合えば購入していく。優先されるのは手持ちの在庫を販売していくこと」とコメント。積水ハウスは、締め切りまでに回答がなかった。
住宅市場低迷が長引いている現況に、我が国住宅メーカートップ2社が用地取得を大幅に減らすということで、関連・周辺業種への影響が懸念される。
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