福岡県は、県内の中小企業による中国などへの海外販路の拡大のため、アリババグループ(本社:中国杭州市)の日本法人アリババ(株)(本社・東京)と連携して支援する。このほど両者で合意したと発表した。
県が構築したネットビジネスの支援サイト「福岡県電脳商社」とアリババの連携によって、電脳商社の商品がアリババで紹介されることになる。
福岡県電脳商社は、県が構築し、(財)福岡県中小企業振興センターが運営しているネットビジネス支援サイト。企業間取引市場(BtoB)で約5,000社、ネット通販を行う「福岡よかもん市場(BtoC)」で約450社が登録している。
アリババサイトは、昨年11月にソフトバンク(株)とアリババグループが出資して設立。世界最大級のBtoBサイトで、中国企業を中心に約300万社、2,000万人以上のバイヤーが登録している。
サイトを通して海外に紹介していく商品について県は、博多織のテーブルセンターやバッグ、久留米絣の洋服、い草カーペット、SAJICA(大川インテリア家具ブランド)の家具などを考えており、今後各企業と協議するとしている。
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