法務省は13日、2008年度の旧司法試験による合格者144人を発表した。受験資格に制限のない同試験の受験者数は1万8,203人(前年度は2万3,306人)で、合格率は0.79%。合格者は前年度より104人減り、合格率は0.27%ダウンした。合格者の内訳は男性105人、女性39人で、平均年齢は29.75歳。最年長46歳、最年少は20歳。
同省は11日、法科大学院の修了者を対象にした「新司法試験」の合格者を発表しており、合格者数は予想を下回る2,065人にとどまっている。受験者6,261人に対する合格率は、32.98%。2006年の試験開始以来、最低の水準であった。
大学の法学部出身者が履修する「2年コース」修了者の合格率は44.34%だったが、法学部出身者以外を対象とした「3年コース」修了者の合格率は22.52%。両者の開きは、前年より8ポイントほども拡大している。こちらは男性の合格者が1,501人、女性は564人。平均年齢は28.98歳で、最高齢59歳、最年少は24歳。
新試験の受験者数は年々増加傾向にあり、新旧両試験を合わせた今年の合格者総数は2,209人と、昨年より110人増えているものの、合格率はいずれも低下する結果となっている。
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