11月14日、(株)ディックスクロキは福岡地方裁判所へ民事再生手続開始の申立手続きを行なった。同日午後5時、同社本社内において報道陣を集めて急遽記者会見を行なった。
報道関係者だけで約50名。福岡を代表するデベロッパーの破綻という事の重大さを物語っていた。会見には同社代表取締役会長兼CEOの黒木透氏、代表取締役社長兼COOの板倉雅明氏、申立代理人の伊達健太郎弁護士(伊達法律事務所)、安部光壱弁護士(安部・有地法律事務所)らが出席。
会の冒頭で、同社の黒木会長が「関係者のみなさまには多大なご迷惑をおかけすることになり、深くお詫び申し上げます。これから再建に向って社員が一丸となって全力を尽くす所存でございます」と憔悴しきった表情で深々と頭を下げ謝罪した。今年4月に就任したばかりの板倉社長も「社長に就任して約8ヶ月、これだけ(建設業界が)悪化するとは思ってもいませんでした。このような事態となりとても悔しい思いで一杯です」と悔しさを滲ませた。
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