福岡空港の利便性を 活かして
―空港を福岡・九州のなかにどう位置づけますか。
佐々木 現空港の利便性の良さを本当に感じています。地下鉄で行ける空港は福岡だけです。天神、博多駅からすぐ空港に行くことができるのです。この利便性を考えれば、仮に新空港ありきで話が進んだときに、この利便性があってこそ乗客を掘り起こしている現状がなくなってしまいます。福岡空港の利便性を最大限に活かして処理していくことが一番大切だと思います。
―新幹線が全通し、競争が激化していきますが。
佐々木 JRと飛行機は敵同士というよりも、良い意味での競争相手ということでしょう。東京から来たお客さまが空港から博多駅へ、そこから九州の各地域へ行くという、JRと飛行機の役割分担ということになるでしょう。
―県の考えや財政問題はどうでしょう。
佐々木 福岡市の試算が出されたようですが、県の場合、麻生知事は慎重で、かなりシビアに考えられているようです。県の態度は、今年いっぱいはあまり変化しないと思います。明確な態度が示されるのは来年の2月ごろになるのではないかと予想しています。
つづく
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