日産自動車は14日、販売不振により、12月から3月末まで、国内の完成車3工場と子会社の日産車体(神奈川県平塚市)で計約7万2,000台を追加減産することを発表した。9月以降の減産台数は、当初の生産計画の約1割に相当する15万台ほどにもなる。
金融危機が世界的規模で拡大し、米国だけでなく、消費力が旺盛だった中東でも販売が減速してきたことによる。
栃木工場で北米向け高級車「インフィニティ」などを1万4,000台、九州工場では欧州向け多目的スポーツ車「エクストレイル」などを4万台、更に追浜工場(神奈川県)では「マーチ」など小型車6,000台を減産する。
また、中東向けのピックアップトラックを生産する日産車体は1万2,000台を減産する。
約2,000人いる派遣社員についても、11月末までに当初計画に500人を追加した、1,500人を削減するとしている。
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