キリンホールディングスが17日、連結子会社のライオンネイサン(シドニー市)がオーストラリア清涼飲料大手のコカ・コーラ・アマティルに対して、買収提案をしたと発表した。全株取得による両社の統合に向けて交渉している。
買収額は80億豪ドル(約4,880億円)。交渉が実現すれば、キリンが統合新会社の実質支配基準を満たす47.5%の株式を取得し、同社を連結する。アルコール類や清涼飲料水などの幅広い分野でオセアニアにおける総合飲料企業を創設し、新たな付加価値の提案を目指したいとしている。
コカ・コーラ・アマティル側は、「提示価格は低すぎる」と難色を示しているようだ。
キリンホールディングスによるリリース
http://www.kirinholdings.co.jp/news/2008/1117_01.pdf
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