福岡県は14日に、国際コンベンション施設に関する研究会の第1回会合を開催した。
「アジアの交流拠点を目指す福岡県における国際コンベンションの将来性や波及効果、新たな施設の必要性等について総合的に検討する」ために設置されたもので、有識者や経済団体、行政機関等からの委員10名とオブザーバー2名で構成されている。
この日の会合では、座長に九州大学大学院の塩次喜代明教授を選出したあと、世界や日本におけるコンベンションの動向及び施設の現状、海外事例、コンベンションの経済波及効果など福岡におけるコンベンションの動向及び施設の現状について議論された。
今後は、新たな国際コンベンション施設の必要性や福岡における国際コンベンション誘致の可能性、施設規模などが議論されることになっている。年度内に3回の研究会が開かれ、2月には報告書が作成し、これをもとに年度内にまとめていく方向だ。
県の担当者の話では、国際コンベンションセンターを造るという前提ではなく、報告書を基に将来にむけての課題を整理していく、ということである。また国際コンベンションをどこが所管するかも含めて検討課題であるとしている。
なお、塩次氏以外の委員・オブザーバーは次の通り。
[委員]
伊東 順二(いとうじゅんじ)(富山大学教授)
登 誠一郎(のぼるせいいちろう)((独)国際観光振興機構理事)
石積 忠夫(いしづみただお)(リードエグジビションジャパン(株)代表取締役社長)
西村 真規子(にしむらまきこ)((株)コングレ九州支社長)
林田 範雄(はやしだのりお)((財)福岡観光コンベンションビューロー専務理事)
惣福脇 亨(そうふくわきとおる)((社)九州経済連合会専務理事)
橋本 洸(はしもとひろし)(福岡商工会議所専務理事)
松家 繁(まつかしげる)(福岡県商工部長)
渡辺 正光(わたなべまさみつ)(福岡市経済振興局長)
[オブザーバー]
山口 一朗(やまぐちいちろう)(九州運輸局企画観光部長)
木佐貫 純也(きさぬきすみや)(九州経済産業局国際部長)
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