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「なぜ?」佐賀県参与に元福岡市副市長
行政
2008年11月25日 15:08

 佐賀県の参与に、元福岡市副市長の山野宏氏(66歳)が就任したことが話題となっている。佐賀県によると、山野氏が同県参与(非常勤)に就任したのは10月31日。ガンの粒子線治療施設誘致を担当するとしている。

 山野氏は、九大卒業後旧建設省に入省、退官後は神戸製鋼常任顧問を経て、03年4月から06年9月まで福岡市副市長(04年までは『助役』)を務めていた。山崎広太郎前福岡市長とは、修猷館高校からテニスの先輩・後輩。その関係で山崎市長(当時)が山野氏を助役に引っ張ったといわれた。

 しかし、副市長時代は目立った仕事もなく、市役所内部や議会筋からの評判はいまひとつ。結局、任期途中で辞任したが、市長選挙直前だったため、「敵前逃亡」(市OBの話)との批判を招いた。
 
 その山野氏がなぜ「佐賀県の参与」なのか。理由はやはり福岡市の副市長時代にあった。
当時、福岡市もガンの粒子線治療施設誘致に動こうとしたが、頓挫したといわれ、その旗振り役が山野氏だったというのである。粒子線ガン治療は、レーザーなどを利用した高速の粒子でガン細胞を治療するという最先端の治療方法である。粒子線ガン治療のための装置は、国内ではごくわずかなメーカーしか携わっていないとされるうえ、同施設の建設には巨額の事業費が予想される。当然、粒子線ガン治療の背後には特定メーカーの姿が見え隠れするとの指摘もある。

 佐賀県がなぜ山野氏を参与に就任させたのか、明らかではないが、福岡市の関係者は一様に首をかしげている。


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