「石田市長答弁の矛盾点を解明する特別委員会」が11月25日開催された。
きょうの特別委へ招致されていた石田宝蔵・柳川市長は「公務の都合」で出席できない、ことが大泉副市長の口から明らかにされた。
出席した委員から「いつから欠席がわかっていたのか」との質問。大泉副市長は「先週から25日は海苔の入札日だとわかっていた」。委員から「それならなぜ早く知らせないのか。今日になって欠席とは議会軽視もはなはだしい」と怒りの声。
大泉副市長の話を総合すると、きょうの特別委員会について市長が委員長や議長らと連絡を取った形跡はなく、「海苔の入札」を口実に特別委員会をサボったということだ。10月31日の特別委を「ばかばかし」と言って途中から退席した石田市長のことだから「当然」のことかもしれない。欠席に対して委員から「何らかの処分も」という声も出された。
特別委員会は「ピアス社跡地買収の疑惑、全日本同和会への補助金支出、旧柳川市が購入した柳川ホテル跡地買収に係る職員の被害届問題」の3点について石田市長が本会議などで発言してきた矛盾点を解明する目的でこれまで議論が続けられてきた。
今日の会議では、これまでの議論を整理した報告書の「素案」が検討された。委員から出された意見などをもとに、再度報告書の内容を詰め、12月の定例議会に報告されることになった。
今日の特別委を終えた森田房儀特別委員長は「特別委として市長に対して処分を出すことはできないが、石田市長は首長としての資格はないと言わざるをえない」と語り、12月議会で市長に対して、なんらかの勧告が出される見通しだ。
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