小型ジェット機エクリプス500型機の開発、製造ならびに販売を手掛けるエクリプス社(Eclipse Aviation Corporation、本社:ニューメキシコ州アルバカーキ)が11月25日付けで米国において連邦破産法第11章の適用申請を行なった。負債総額は投資家に対して約5億7,700万ドル、ベンダーやサプライヤーに対して約1億3,500万ドルの計7億1,200万ドル(約676億4,000万円)が見込まれる。
エクリプス社は、元マイクロソフト社重役のレイバーン(Vern Raburn)氏が設立した新進の航空機会社。小型ジェット機「エクリプス500」の開発を行なっていた。新技術の適用と大量生産により低価格を実現し注目されていた。
この破産により、11月27日、主翼を納入していた富士重工業が売掛債権 2,480万ドル(23億5,500万円)、出資金 500万ドル(4億7,500万円)、棚卸資産 65億8,400万円の債権の取立不能または取立遅延および資産の毀損のおそれを発表した。
※1ドル=95円換算
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