石油情報センターは27日、ガソリンの一般小売価格の週次調査を発表した。
その中で、九州地区は1リットルあたり127.1円、全国平均でも127.9円と、今年4月に暫定税率が失効した時の価格水準にまで下がっている事がわかった。
史上最高値を記録した8月4日の1リットル185.1円(全国平均)からすれば、大幅な下落となっている。
福岡県では、大牟田のとあるガソリンスタンドで会員限定ではあるものの、1リットル110円で販売する所も現れた。飯塚、直方、田川地区においては、110円台の激安ガソリンスタンドが増えてきている。
ガソリン卸値の引き下げと需要低迷により、各店が値下げ合戦を繰り広げていることが背景にはある。
報道によれば、年末に向けて全国平均で120円を割り込む可能性が高いとのこと。そうなれば、九州地区で100円を割る給油所が出てきてもおかしくはない。いずれにせよ、ガソリン代高騰に苦しんでいた運送業者らを始め、今までガソリン代が高く郊外店舗へ買出しに行くのを渋っていた消費者にとっても朗報である。
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