オリエンタル白石の倒産で橋梁業界全体、プレストレストコンクリート(PC)建設業界の厳しさが浮き彫りになったことは前回述べた。公共工事削減の影響から受注不振、赤字基調に陥る企業も多い。
業界的には壊滅状態の様相と思われたが、やはり厳しい環境の中でも好業績の企業は存在する。福井県に本社を置く(株)日本ピーエスは、売上高は約150億円で毎期黒字を確保している。以前の水準には及ばないものの、無借金経営を続けるなど財務内容は安定。オリエンタル白石の倒産で、同社の内容の良さが改めて見直されることになっている。
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