先般、九州農政局により長崎農政事務所庁舎跡地の入札が行われた。当庁舎跡地は1,734.76m2(524.76坪、建物付)。路線価よりかなり高い価格で最低価格が設定され、1回目・2回目は落札者なしという異例の事態に。結果、農政局側の最低価格よりかなり安い6億7,700万円で落札された。
設定された最低価格が高かったことについて、農政事務所に問い合わせたところ「不動産鑑定士に鑑定してもらった価格を最低価格にしており問題ない」としている。今春以降、不動産価格は下がり続け、9月のリーマンショック以降その下げ幅は拡大している。そうした経済環境や不動産市況を反映しない不動産鑑定価格もしくは入札最低価格は如何なものかと思われる。国が今だバブルを演じていることになるが…。
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