対する民主は・・・?
遠のくばかりの解散・総選挙だが、福岡2区で意外な人物の動きが話題になっている。山崎広太郎前福岡市長が、自民党の大物、山崎拓元副総裁の選対顧問格になったという。
両者は、山崎前市長が衆院議員時代(新進党)、山・山戦争といわれた激しい選挙戦を展開したことでも知られている。加えて、山崎前市長の06年の市長選敗北の一因は、拓氏の動きの鈍さだったとの批判も出ていた。政界から引退したとされていた山崎前市長が、生臭い現場に登場する理由は何か、もっぱらそのことに注目があつまっているのだ。
山崎前市長の選対顧問格就任が、次の総選挙でどの程度の効果をもたらすかは未知数だが、両雄の握手に戸惑いの声も聞かれる。「山崎前市長は、次期市長候補に誰かを推薦したいのではないか。そのために拓氏に力を貸しておこうということではないか」との観測も出ている。吉田宏現市長を支持する「7社会」のH氏や地元紙の「上のほう」は、吉田市長と自民党をつなげようと動いてきたとも言われ、複雑怪奇な様相を呈してきた。
一方の民主党陣営。事務所の有力スタッフが離脱するなどゴタゴタが続き、関係者からは不協和音ばかりが聞こえてくる。「前哨戦のほうが面白い」との無責任な声も飛び出しはじめた。