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国鉄マンから不動産業へ転身 志岐社長が語る久留米へのアツい思い(上)
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2008年11月 7日 10:24

(有)ジパング不動産情報 志岐芳徳社長 久留米市大手町にある(有)ジパング不動産情報は久留米市を中心とした筑後地区一円の不動産の仲介、分譲を手がける不動産会社である。志岐芳徳社長は佐賀県諸富町(現・佐賀市)生まれの50歳。高校卒業後、国鉄に入社し、JRに民営化する直前の87年3月に退社。その後、久留米の不動産会社で一から経験を積み、2001年4月に独立。現在の会社を立ち上げた。

 名前の由来は、会社を作った01年が、景気の動向の先行きが見えない年で、何か明るい社名にしようと考えたところ、マルコポーロが見た“黄金の国ジパング”を思い付いたという。珍しい名前の会社であり、全国的に見ても同じ社名の会社はない。この発想力が同社の、そして志岐社長の原動力となっている。06年9月、現住所のビルを買収し、地域にしっかりと根付いている。

「急がず急げ」

 これは志岐社長の座右の銘である。忙しい中でも一瞬立ち止まると、視野が広く見える。重要な案件の契約の際には、いつもこの座右の銘を心に言い聞かせてきた。
 温厚な性格で、いつも笑顔で仕事を手がける志岐社長であるが、近年では不動産の仲介、管理、分譲だけにとどまらず、企業承継・企業再生(企業個人再建事業)を手がけていることで業界の中では一目置かれた存在となっている。
 「依頼主の方にはキャッシュフローをわかりやすく記した資料を作成し、“何故そのようにするのか?”という根拠を説明し、お互いが納得したうえで売却方法を考えていくというサービスを行なっています」と語る。

 同社の企業個人再建事業については、「過去と決別する勇気を持ち、本気で企業再建・承継を願う経営者のみコンサルティングを実施させて頂きます」と語る志岐社長。依頼主である経営者、企業に関わる金融機関・債権者・投資家の立場を尊重し、中立的な立場でコンサルティングを行なうのが特長である。脱法行為、経営者の保身などの協力は行なわず、再建の場合、法的整理は基本的には行なわない。
 具体的には、中小企業経営者の資産戦略や企業再建のお手伝いの他、所有する不動産を少しでも高く売るための協力といった不動産の有効活用・売却支援、担保不動産の売却といった再建支援・資産承継の協力を行なっている。志岐社長の熱意さに心を打たれ、全幅の信頼を置く経営者たちは少なくない。

COMPANY PROFILE
(有)ジパング不動産情報
所在地:久留米市大手町
設立:2001年4月
資本金:300万円
電話番号:0942-37-3218
URL:http://www.ze-zipang.jp

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