厚生労働省は6日、日本とフィリピンの経済連携協定に基づく看護師・介護福祉士の候補者受入れの実施に関する指針を公示した。
指針の枠組みは、本年7月1日に発効した日・インドネシア経済連携協定に基づくインドネシア人看護師等の受入れとほぼ同じだが、日・フィリピン経済連携協定には「就労コース」に加え、「就学コース」が設けられている。
就労コースは、病院又は介護施設で就労・研修を行って看護師・介護福祉士試験に合格して看護師・介護福祉士資格の取得を目指すもので、就学コースは、介護福祉士養成施設で就学し介護福祉士資格の取得を目指すことになっている。
就労コースについては、来年度早期にフィリピン人看護師・介護福祉士候補者が入国する予定で、就学コースについては、フィリピン人介護福祉士候補者は来年10月に入国し、平成22年4月に入学する予定であり、来年のしかるべき時期に募集が開始される予定になっている。