(株)モリモトの倒産により、上場企業の倒産がついに30社(※)となった。注目すべきはそのうち17社が「黒字倒産」であるということ。黒字倒産は、一言で言えば資金ショートによって起こる。資金繰りに行き詰まり、仕入先等への支払いができなくなるのだ。金融機関からの融資が受けられない、いわゆる貸し渋りにより黒字倒産を余儀なくされているケースが目立つ。麻生政権の経済対策が機能していないことの証明でもある。
今後も上場企業の倒産は相次ぐことが予想されるが、やはり黒字倒産という悲劇は防ぎたい。政府の金融・経済対策に期待するしかないが・・・。
※上場廃止後に倒産したエー・エス・アイ(株)は除く。
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