ネットI・Bニュースで疑惑の調査費について報じていた航空自衛隊築城基地(福岡県)の拡張計画。地元の意向を無視して、説明もないまま今年8月の概算要求で4,000万円の調査費を計上していたが、12月1日、九州防衛局が計画中断を明らかにした。
計画は現在の基地の東南側、築上町西八田地区の田畑約4ヘクタールを買収、2,400mの滑走路の南側に併行する1,500mの誘導路を東に300m延長、現在7基の燃料タンクを9基に増やすというものだった。防衛局側は「米軍再編とは無関係」としていたというが、関係者からは疑問の声が上がっていた。
地元自治会などの反発に予算化を見送った形だが、昨年も概算要求後に調査費の予算化を取り下げており、防衛省の迷走ぶりに批判が出ている。
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