福岡市は2日、東区の人工島と千早駅(JR・西鉄)の間で、西鉄のシャトルバスが試験運行されることになったと発表した。
▲アイランドシティ・千早駅シャトルバスの試験的運行ルート図(クリックで拡大)
運行主体となるのは、博多港開発(株)、積水ハウス(株)、新栄住宅(株)、医療法人杏林会、愛宕産業(株)、伯洋海運(株)の6立地事業者でつくる「アイランドシティ地域巡回バス導入研究会」。年間2,400万円のバス運行費を負担する。
バスは来年1月から、日曜日と祝日を除く毎日、午前6時台から午後10時台まで1台で14往復する。運賃は180~230円。バス停は、人工島入口の「アイランドシティバス停」(既存)、「照葉小学校」、「中央公園」南側の3カ所を予定。2年目以降の負担金や運行計画については、「1年間の試験運行の結果を見て、データを積み上げてから決めていきたい」としている。
吉田宏市長は「香椎あたりからの公共交通機関のアクセスが不便だったが、千早まで出てバスに乗れば10分~15分で行けるようになる」と話している。が、バスの運行は1時間1本に満たないため、不便なことに変わりはなさそうだ。
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