(株)アパマンショップホールディングス(本社:東京都中央区、大村浩次社長)は、12月3日、特別損失の発生および8月13日付で公表した業績予想の修正を発表した。
特別損失については、2008年9月期通期において、連結92億2,500万円(うち第4四半期63億3,900万円)を計上したとしている。
内容については、販売用不動産等評価損として、昨今の不動産取引の状況を考慮し資産評価額を保守的に見直した結果、31億700万円(うち第4四半期31億700万円)を計上。減損損失として、子会社の株式にかかるのれんに対して将来見込まれる収益性の再評価を行ったこと、および固定資産の評価を保守的に見積もったことなどにより、18億8,600万円(うち第4四半期12億4,700万円)を計上。
時価が著しく下落した保有投資有価証券について、減損処理による投資有価証券評価損として12億8,700万円(うち第4四半期1億円)を計上。手元流動性を高めることを目的として保有する投資有価証券を売却したことに伴い、投資有価証券売却損として7億2,100万円(うち第4四半期6億200万円)を計上したとしている。
業績予想の修正理由は、経常利益については、有利子負債の圧縮による支払利息の減少など営業外費用が想定より減少したことなどの理由により、前回予想より増加する見込みであるものの、当期純利益については、上記特別損失の発生や収益構造の最適化を図るため、直営店舗(9月末現在72店舗、1月末比27店舗減)の統廃合を進めたこと、販管費の軽減を目的として事務所の統廃合を進めたことなどに伴い、閉鎖損失・リース解約損などの特別損失が発生したことなどの影響のためとしている。
◇2008年9月期通期業績予想の修正(連結)
【売上高】
前回発表予想:600億円
今回修正予想:592億1,800万円
増減額:-7億8,200万円
【営業利益】
前回発表予想:4億円
今回修正予想:4億5,800万円
増減額:5,800万円
【経常利益】
前回発表予想:2億円
今回修正予想:4億2,100万円
増減額:2億2,100万円
【当期純利益】
前回発表予想:-19億5,000万円
今回修正予想:-70億3,300万円
増減額:-50億8,300万円
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