福岡ではファンドマネーの流入で一時的は高騰した不動産も、現在では急落してしまった。ある不動産鑑定士いわく、「いま福岡では実需部分の不動産価格がデータとして出てこない。そもそも買い手がつかないからだ」と語る。
別の不動産コンサルタントの社長に「不動産はいま売れるのか?」と尋ねると、「たしかにファンドの撤退などで不動産価格が下落し、売り手も買い手も減ったのは間違いない。ただ、実需をきちんと見極めればまだまだ売れるチャンスはある」と話す。
オフィスやマンションはすでに供給過剰。商業施設も空室だらけ。となれば何に「実需」を見出すのかがひとつの問題だ。
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