ゼネラル・モーターズなどアメリカの自動車大手3社は2日、米議会に経営再建計画を提出した。支援がなければGM,クライスラー社は年内に破綻の危機が強まっていると報道されている。
11月の米新車販売は、80万台を割り込み、前年同月の3分の2に急減。こうした米国市場での販売不振による資金繰りの悪化が、危機の大きな原因のひとつである。
政府への支援要求額はGMでは180億ドル(約1兆6,700億円)、クライスラーでは70億ドルとなっている。
ところで、先月米自動車大手3社が議会に対して会社の救済を頼みに行くのに、専用ジェット機でワシントンに乗り込み、「無駄づかいもはなはだしい」との批判が起こったという。片道50分足らずの飛行に、約40万円分のジェット燃料を消費したそうだが、彼らの行動は、無駄づかいだけではなく、地球温暖化を進めている、との批判にもつながった。
そこで今回のワシントン詣でには、低燃費のエコカーで出かけたという。GMとフォードは、ついに専用機を売却することも決めたという。
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