麻生グループにとって、セメントの次は教育事業か、医療福祉事業かである。
教育関連については医療介護等の専門学校を12校有しているが、麻生泰氏(麻生グループ総帥)が福岡雙葉学園(名門女子校、幼稚園から高校まで)の理事長に就任しており、福岡における教育事業の今後の展開が注目される。
麻生ブランドを巧みに使った福岡での教育事業の展開であるが、麻生グループは器が大きい。当然医療福祉事業へも積極的な展開をみせる。現在、飯塚病院のほか計4病院を経営しているが、川口市(埼玉県)には、改築を要する病院を取得。総投資額は81億円を予定する。川口市への進出は関東に橋頭堡を築くものであるが、東京の医療コンサルと密接な関係にあり、全国展開も視野に入れていることだけは間違いない。麻生関係者は最近しきりに「全国の病院から経営相談を受けている」と述べるが、意味深である。
麻生グループ企業は64社、グループ総売上高は1,380億円(連結子会社は39社で総売上高は1,023億5,100万円)。麻生塾は学校法人であるため連結外となっている。
麻生グループ特別レポート
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