サーベラスの関係会社サーベラス エヌシービー アクイジション エルピー ジェネラル・パートナー サーベラス・アオゾラ・ジーピー・エルエルシー(以下、CNCBALP)が、あおぞら銀行の株の50.0181%を所有したことが明らかになった。サーベラスの子会社CNCBALPには「あおぞら」の名が入っており、あおぞら用に作った会社であろう。気になるのは、この会社も本拠地はケイマン諸島である。
あおぞら銀行は、9月16日には、リーマン・ブラザーズ・ホールディングスに500億円焦付き(親会社から保証とっているとしているが、なんの意味もなかろう)、リーマンには他にデリバティブ取引に係る債権額(国債等の担保約75億円で保全)が92億5,700万円あるとしている。
平成20年10月9日に民事再生手続開始の申立てを行ったニューシティ・レジデンス投資法人向けに123億1,600万円の与信(全額不動産担保で保全しているとしているが・・・)を有している。
なお、同行の08年3月期の自己資本は7,673億40百万円であるが、外国株も含めた有価証券だけでも1兆6,521億7,100万円有しており、今回の金融恐慌の影響は計り知れないものと思われる。
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