本年1月日特建設の第3者割当増資を不動テトラが引き受け、資本関係となっている両社であるが、マリコン+土木+土木という3社からして、先の見えない展開となっている。
業務提携強化策として、不動テトラが開発した液状化対策地盤改良技術に日特建設の材料圧送技術を活用した技術の高度化を進めるとしている。地震対策として液状化防止の地盤改良は特に埋立地に不可欠であるが、土木事業への国家予算が限られるなか、両社とも厳しい受注活動が続く。また両社は土木展示会やパンフレットに至るまで実務レベルでも関係を強化すると発表している。
日特建設は本年7月新潟市発注の推進工事と愛媛県発注ののり面保護工事に関し公正取引委員会より、排除勧告を受け、国交省から営業停止処分を受けている。
★不動テトラ 08/3期連結 売上高726億7,700万円、経常損失42億8,700万円、当期損失52億7,500万円、自己資本192億4,500万円、株価46円
★日特建設 08/3期連結 売上高621億1,300万円、経常利益3億1,600万円、当期損失46億4,300万円、自己資本55億4,600万円、株価29円
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