福岡スプリットン工業(株)
有利子負債が年商をオーバー
(株)ジョー・コーポレーション
マンション事業から事実上撤退
■法面工事、落石防止金網卸販売(福岡)/川崎鐵網(株)
借入過多 破産手続申請準備中 負債総額 約14億円
代 表 : 木崎 孝良
所在地 : 福岡市博多区東光1-3-8
設 立 : 1978年04月
資本金 : 4,000万円
年 商 : (08/3)16億5,944万円
弊誌1月28日号「SIC」にて既報の12月8日に事業を停止した同社は、事後処理を弁護士に一任、破産手続開始の申請準備に入った。申請代理人は八谷戦太弁護士(國武綜合法律事務所、福岡市中央区大名2-4-30、電話:092-712-6666)ほか1名。負債総額は約14億円が見込まれる。
■輸入水産物卸(福岡)/(有)沖物産
採算割れ 破産手続開始決定 負債総額 約2億5,000万円
代 表 : 沖元 浩二
所在地 : (実質)福岡市中央区港3-4-25
(登記上)福岡市博多区神屋町4-13
設 立 : 1999年4月
資本金 : 700万円
年 商 : (08/9)約4億円
11月18日、同社は福岡地裁から破産手続開始の決定を受けた。破産管財人は後藤裕弁護士(あさひ共同法律事務所、福岡市中央区大名2-2-6、電話:092-716-5190)。負債総額は約2億5,000万円が見込まれる。
■マンホール蓋等製造販売(愛知)/スズキ鋳鉄工業(株)
販売不振 民事再生法適用申請 負債総額 約17億1,000万円
代 表 : 鈴木 栄一
所在地 : 愛知県安城市根崎町東新切20
九州営業所 : 福岡市博多区博多駅前4-33-11
設 立 : 1986年12月
資本金 : 1,500万円
年 商 : (08/4)13億4,819万円
11月27日、同社は名古屋地裁に民事再生法の適用を申請し、同日保全命令を受けた。申請代理人は鈴木博之弁護士(弁護士法人すずたか総合法律事務所、愛知県名古屋市中区丸の内3-5-40、電話:052-955-0095)ほか。監督委員は玉田斎弁護士(寺澤綜合法律事務所、愛知県名古屋市西区城西1-4-7、電話:052-522-1621)。
■ビニール資材、樹脂製品製造販売(宮崎)/南榮工業(株)
採算割れ 民事再生法適用申請 負債総額 約31億9,000万円
代 表 : 石神 憲一
所在地 : 宮崎県都城市都北町5025
設 立 : 1962年11月
資本金 : 3,600万円
年 商 : (08/5)27億1,518万円
12月8日、同社は宮崎地裁に民事再生法の適用を申請した。申請代理人は加藤真大弁護士(松岡・川添法律事務所、宮崎市別府町2-12、電話:0985-27-2229)。負債総額は約31億9,000万円が見込まれる。
■I・B流2008年総括シリーズII
各業態で再編が始まる 企業間格差、一段と拡大
流通業界(上)
九州流通業界は今年、ガソリン高や食品値上げで年を明け、9月には米国で起こった金融危機を機に急激に景気が冷え込み、一転してデフレに逆戻りと、世界経済の激動の波に翻弄された。業態間・企業間格差が鮮明になった1年でもあった。データマックスが選んだ4大ニュースを元に08年を回顧し来年を展望する。
○食品スーパーの再編相次ぐ
○トライアル、カウボーイ買収
○HC、ドラッグストアも再編の波
○マルキョウ、公取から排除命令
■シリーズ「不況を生き抜く地場企業」 | コダマの核心レポート
4億円の不良債権地獄から深堀経営で奇跡の生還
(株)曙設備工業所
日本経済が大恐慌に陥る寸前のなか、マンション案件の急減で建設業界はパニック状態にある。そのなかで、業界では「4億円の不良債権地獄から奇跡の生還」と称えられた(株)曙設備工業所は「いかに対処していくか」を取材した。
○設計・施工の提案に特化 深堀経営の開花
○歴史的制約のなかで人間は泳がされる
○10億円で成り立つ会社経営の基盤
■クローズアップ
吸収合併のうわさ飛び交う 今後の行く末はいかに?
秀巧社印刷(株)とダイヤモンド印刷(株)
福岡市内の老舗印刷会社として著名な秀巧社印刷(株)とダイヤモンド印刷(株)。ある時期、「ダイヤモンド印刷が秀巧社印刷を吸収合併するのではないか」という話が駆け巡った。経営再建中の秀巧社印刷、そして堅実経営のダイヤモンド印刷。気になる今後の動向についてレポートする。
○商業用印刷に強い秀巧社
○証券印刷が主力のダイヤ
○合併話、2社とも否定だが
■コリアントレンド
「2人の朝鮮研究者」のレクイエム 北朝鮮批判した玉城素さんと田駿さん
「喪中につき新年のご挨拶をご遠慮申し上げます」。通例なら年賀状書きに追われる季節だが、今年は「喪中の挨拶」を出さざるを得ない。5月に実母が92歳で亡くなったからだ。これで私は両親ともに失った。今年、さらに2人の「知人の死」を見送った。一人は在野の北朝鮮研究者・玉城素(たまき・もとい)さん(享年82歳)だ。もう一人は「反共のイデオローグ」として名を鳴らした評論家の田駿さん(享年87歳)である。ともに北朝鮮の体制批判で知られた人物だった。
○「玉城素さんを偲ぶ会」に出席
○朝鮮総連を冷静に分析
○安らかに寿命をまっとう
■コダマの核心レポート
歴史的価値観の激変による翻弄 作州商事創業者・城戸辰則氏
第一期バブルが弾けて(1992年まで)様々なドラマがあった。「日本を、世界を牛耳っていた」つもりの数多くの経営者たちが一瞬にして倒産し、死に絶えた。今回も世界金融の激変の荒波に飲み干されて、1993年以降組の破綻が相次いでいる。前回の先輩たちの失敗を教訓化したと思われていたのだが―。今回の激変のなかで異色だったのは、作州商事創業者の城戸辰則氏(故人・11月13日急逝)ではなかったか。周りが皆祭り上げ、神様に仕立ててしまった。その結果は?
○まずお客と裁判する異色さ
○新興宗教「泰道」を押しつける
○脱税で逮捕され公的活動ストップ
○今回のバブル崩壊の主人公・城戸氏
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