民主党福岡県第４区総支部は15日、来年２月８日に投開票予定の県議選宗像郡区補欠選挙に、元東海大教授の三木容彦（やすひこ）氏（64）を擁立すると発表した。
　三木氏は高松市出身で、東海大学大学院工学研究科を修了。同大教授を経て、90年から同大福岡短大教授、今年の３月に定年退職した。
　三木氏は記者会見で「デンマークなどの北欧の福祉や分権を理想としながら、県政で医療や福祉・介護従事者の待遇改善のために頑張りたい。また生活の基本である農業を大事にし、地域の活力や人口増加に取り組みたい」と語った。

　記者会見後三木氏は弊社のインタビューに応じ、立候補の動機として、以前政治の道を志していたが、退職後いろんな方から出馬のお誘いがあり決断した、と語った。さらに、ある人物が市長選に立候補を表明しておきながら、有力者の市長選出馬表明後、県議選への鞍替えをするような動きに、市民から「談合政治」との批判が出ていることに言及。こうした政治への不信をなくすためにも補欠選への出馬を決意した、と語った。
　なお宗像郡区県議補選については、他に女性候補が出馬を模索する動きもある。

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