スズキは15日、今年初めて全15戦に出場した世界自動車ラリー選手権(WRC)への参加を、来年から休止すると発表した。再開時期などは未定で、チーム活動については、解散も視野に含めて検討する。世界的な景気悪化を受けて、自動車販売台数が低迷。スズキもまた、減産や人員削減を余儀なくされており、今後は、環境対応技術や生産体制の強化に経営資源を集中するという。
今月にはホンダがF1シリーズからの撤退を表明しており、鈴木のWRC参戦休止により、モータースポーツ活動が縮小される動きは、今後もエスカレートしそうだ。
なお、スズキは、オートバイの世界ロードレース選手権など、ほかのモーターレース活動は続けるとしている。
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