サブプライムローン問題に端を発した世界的な金融不況の影響を思わぬところで受けた銘酒・「冨の寿」。韓国大手酒造メーカーの支援が九分九厘決まっていたにも関わらず、実現しなかった。 現在、不動産を含めた資産売却を進めて新たな支援先を探している。海外勢力が目をつけるほどブランド力が高い銘酒だけに存続の期待が持たれるが、このまま支援先が見つからねば企業どころか「冨の寿」ブランドさえも消滅してしまう危機となる。 打つ手が後手に回った代償は大きい。
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