熊本県人吉市の、そのまた奥にあるあさぎり町に取材に行った時の光景。森林組合、建設業、小売業、商工会の方々が異口同音に次のように語る。「今回の衆議院総選挙の投票では、自民党であれ、民主党あるいは共産党であれ、過去の経緯は不問にしてフリーハンドでいく。どれだけ仕事を多く持ってくるかで政党を選ぶ」と。かつて自民党をサポートしていた田舎の事業主たちは懸念を抱いている。「自民党に任せていたら田舎は潰される」。そう認識しているのだ。今度の総選挙では意外なことに、自民党は地方で壊滅するかもしれない。
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