16日、安藤建設(株)から発表されたIRニュース「固定資産の譲渡及び特別利益の発生に関するお知らせ」によると、同社所有の東京都中央区八重洲二丁目にある安藤八重洲ビルと別館を、帳簿価額の2倍を超える80億円(帳簿価額は3,522百万円)で清和綜合建物(株)に譲渡するとしている(同物件は東京駅から徒歩5分圏内という場所にあり、テナントには(株)トッパン・テクニカル・デザインセンターなどが入居している)。また、報道によると三菱地所が所有する東京・丸の内地区のオフィスビルの賃料が値上げされるという。
一方、野村不動産アーバンネット(株)が公表した10月の実勢地価動向によると、渋谷区道玄坂や港区青山などの商業地の地価は、ここ半年で2分の1の水準にまで下落したとされる。東京・丸の内地区の高水準とは対照的。不動産の二極化が鮮明となってきている。
▲安藤建設が譲渡予定の安藤八重洲ビル(土地面積:870.16平方メートル、建物面積:5694.26平方メートル)
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