九州大学は12月20日、福岡市博多区のアクア博多で特別セミナー「九州大学 新大学院 統合新領域学府の目指すもの-“ユーザーサイエンス”から“統合新領域学”へ-」を開催する。
同学がユーザーサイエンス機構(USI)を発展させた教育研究拠点として“知”を統合する新たな大学院「統合新領域学府」を2009年4月に新設し、「ユーザー感性学専攻」と「オートモーティブサイエンス専攻」の2専攻を設置するのに伴い、その内容を広く告知するのが目的。「統合新領域学府」は“知”の統合による先端科学(フロンティア・サイエンス)を追求し、高度な専門性と実践能力を備えた人材を養成・輩出することで、フロンティア・サイエンス分野のリーダーとして社会に対し多大な貢献を行なうことが期待される、わが国初の大学院構想だという。
当日は九州大学総長でユーザーサイエンス機構長の有川節夫氏が開会あいさつで「新大学院 統合新領域学府の目指すもの」として概要を説明。九州大学大学院芸術工学研究院長で九州大学ユーザーサイエンス機構副機構長の安河内朗氏が「九州大学ユーザーサイエンス機構の取り組み」として内容を紹介する。
特別講演は「自動車で九州はガンダムになる」。日産自動車(株)技術顧問で、熊本県産業技術センター顧問やくまもとテクノ産業財団顧問も務める坂井滋氏が演台に立つ。その後、九州大学大学院経済学研究院教授で九州大学大学院統合新領域学府設置準備委員会委員長の塩次喜代明氏が「新大学院 統合新領域学府について」として内容を発表する。また、「統合新領域学府 ユーザー感性学専攻について」「統合新領域学府 オートモーティブサイエンス専攻について」として、説明と質疑応答も予定されている。
時間は午後1時半から同4時半まで。対象は学生と一般市民。入場は無料で、定員は90人。ただし、メール(E-mail:koho@usi.kyushu-u.ac.jp)、FAX(092-642-7163)、申し込みフォーム(<http://www.usi.kyushu-u.ac.jp/news/detail/59>)のいずれかで住所、氏名、年齢、性別、所属、連絡先(電話番号もしくはメールアドレス)を記入の上、「1220:九州大学ユーザーサイエンス機構 特別セミナー」係と明記した事前申込が必要。座席に余裕のある場合のみ、当日参加を受け付ける。問い合せは、九州大学ユーザーサイエンス機構=092-642-7276まで。