中村建設(株)
売上減に歯止め掛からず
ケネディクス(株)
不動産バブルを演じたが
■船舶機械製作・据付など(長崎)/辻産業(株)ほか4社
設備投資過多 会社更生法適用申請 負債総額 約758億300万円(5社合計)
代 表 : 辻 恒充 ほか1名
所在地 : 長崎県佐世保市光町177-2
設 立 : 1939年5月
資本金 : 3億円
年 商 : (08/5)約253億1,300万円
12月12日、同社および関連会社である(株)テスコ(同所、代表:辻昌宏ほか1名)、辻マリンサービス(株)(同所、代表:辻恒充)、(有)スカイアーク(同所、代表:辻昌宏ほか1名)、(有)エース工業(同所、代表:辻昌宏ほか1名)の計5社は、東京地裁へ会社更生法の適用を申請し、同日保全管理命令を受けた。
■測量メジャー製造・販売(福岡)/(有)本多計量器製作所
販売不振 破産手続申請準備中 負債総額 2億100万円
代 表 : 柴 征司
所在地 : 福岡県大野城市仲畑2-10-38
設 立 : 1963年11月
資本金 :800万円
年 商 : (07/11)約1億2,000万円
11月4日、同社は事業を停止し、事後処理を弁護士に一任、破産手続申請の準備に入った。申請代理人は椛島敏雄弁護士(福岡南法律事務所、福岡市南区野間1-10-7、電話:092-554-7110)。負債総額は2億100万円が見込まれる。
■農業用資材等販売(東京)/太洋興業(株)
【続報】債権者判明 負債総額 約148億3,300万円
代 表 : 中村 哲雄
所在地 : 東京都中央区東日本橋2-24-14
九州支店 :佐賀県三養基郡上峰町大字堤4259-15
設 立 : 1949年6月
資本金 : 9億1,582万円
年 商 : (07/9)約218億6,400万円
弊誌12月8日号「モルグ」にて既報の、同社の債権者が判明した。農業資材関連事業、農業情報関連事業を手掛けていた同社は、近年の売上不振や今年11月に発覚した粉飾決算などを受け、12月8日に民事再生法の適用を申請し、同日保全命令を受けていた。
■住宅建築販売・住宅資材販売(北海道)/松本建工(株)
JASDAQ上場 民事再生手続開始決定 負債総額 約134億8,900万円
代 表 : 松本 節也
所在地 : 北海道札幌市東区北42条東15-1-1
九州支店 :福岡市博多区博多駅南3-1-1
設 立 :1974年3月
資本金 :10億6,354万円
年 商 : (08/3連結)約126億9,200万円
弊誌5月19日号「SIC」にて既報の同社は、12月15日、札幌地裁に民事再生法の適用を申請し、同日開始決定を受けた。申請代理人は窪田もとむ弁護士(弁護士法人ほくと総合法律事務所、北海道札幌市中央区大通西10-4-16、電話:011-207-1060)ほか5名。監督委員は橋本昭夫弁護士(橋本・大川合同法律事務所、北海道札幌市中央区北四条西20-1-28、電話:011-631-2300)。負債総額は約134億8,900万円が見込まれる。
■I・B流2008年総括シリーズ
任期残り2年の吉田市長 「おそまつ」のひとこと
福岡市政
吉田宏福岡市長の任期が残り2年となった。人工島事業の見直し、こども病院人工島移転の白紙・見直し、留守家族こども会の無料化、市立保育所の民営化中止、新空港反対―。さまざまな問題を抱えた市政だが、いずれも「おそまつ」のひとことしか無い、としか言いようがない。
○福岡市の将来のためには
○とどめの福津市問題
○まじめにやれ!
■放談
「歴史は繰り返す」 今こそ過去に学ぶべき
経済恐慌、政治の堕落、官僚支配、軍部の暴走…、それに続くとすれば「5.15」「2.26」「満州事変」「太平洋戦争」ということになる。言うまでもなく、昭和初期の日本の状況だ。一連の状況が国民に塗炭の苦しみを招来したことは、歴史上の事実であり、今なお、その悲劇を語り継ぐ世代も残る。恐慌、政治の堕落、官僚支配、軍部独走、たしかに「いつか来た道」である。そしてその昭和初期が、現在の日本の状況に酷似しはじめたことも否定できないのだ。
○いつか来た道
○世界恐慌の到来
○政治の堕落
○田母神論文問題
○白昼堂々人殺しが闊歩
○いつか来た道
■シリーズ「不況を生き抜く地場企業」
建設不況と四つに組み合い 企業の将来像を創造する
(株)安成工務店
本拠地、下関から福岡に勇躍進出してきた中堅工務店が、今大いなる発展を遂げようとしている。昨今の建設不況のなかにありながら、その嵐に巻き込まれること無く、堅調な伸びを見せているのが(株)安成工務店だ。今回はその要因に迫り、いかなる事業姿勢が伸長を招くのかをリポートする。
○売上推移に見る好調の波
○伸長傾向と属性を見る
○将来に向けた事業展開
■シリーズ「不況を生き抜く地場企業」
アメーバ経営による組織固めはブランドメーカーへの布石
(株)タカギ
キッチンの蛇口に浄水機能が組み込まれ、しかもシャープでスタイリッシュなデザイン。瀟洒な一戸建てにも、都会のタワーマンションにも合うおしゃれな浄水器「みず工房」を販売しているのが(株)タカギ。高い製品開発力と徹底した顧客サービスを軸に、さらなる発展を目指す。
○蛇口一体型浄水器はタカギの創意工夫の結晶
○全国の浄水器顧客を会員化 サービス徹底で信頼度アップ
○若手リーダー中心の新人事 課題はブランド価値の浸透
■政界インサイドリポート
政権崩壊カウントダウン 「最後の賭け」が退陣の引き金に
麻生政権の崩壊はもはや時間の問題となった。支持率が11月はじめの約40%から20%近くへと1カ月で半減。過去の政権を見ても、こんな急落は最短記録だ。原因は麻生首相の失言や、朝令暮改で政策に一貫性がないことにあるだけに、自民党内からは「坂を転げ落ちたというより、総理が自ら崖を飛び降りた」との声があがっている。多くの内閣の幕引きにかかわった野中広務・元幹事長は「支持率が20%台になれば退陣が近い水準」という見方をしていた。麻生内閣は早くもそこまで追い詰められた。
○麻生首相退陣のシミュレーション
○雇用対策も“絵に描いたモチ”に
○「政策転換」で倒閣運動が発火
※記事へのご意見はこちら