九州経済産業局や(財)九州地域産業活性化センターなどは2009年1月23日、福岡市博多区の博多都ホテルで「九州・アジア人財産業交流会」を開催する。
地理的にアジアに近く、アジアなどからの留学生が多い九州では、地理的優位性や人材を活用したアジアビジネスの展開が期待されている。一方、07年度に文部科学省と経済産業省が協働する「アジア人財資金構想」がスタートし、日本企業でアジアなどからの留学生の活躍を支援する体制が整備されつつある。こうした中、同交流会の開催で九州で学ぶ留学生と九州企業との意見交換の場を設け、人的交流のきっかけづくりをするのが大きな目的。
同交流会は第1部と第2部の2部構成。第1部の「九州・アジア人財戦略セミナー」では、学校法人麻生塾理事長の麻生泰氏が「海外高度人材としての活躍が期待される留学生へのメッセージ」というテーマで講演。また、アジア人財資金構想参加留学生代表が「アジア人財でのスキルアップから就職内定までのプロセス(仮)」というテーマで演台に立つ。
第2部の「留学生産業交流会」では「留学生等海外高度人材の九州企業への就職を考える(仮)」をメインテーマに、ハウステンボス(株)と(株)正興電機製作所の海外展開企業によるプレゼンテーションやK-RIP(九州地域環境・リサイクル産業交流プラザ)の飯塚誠氏による「環境ビジネス国際展開(仮)」をテーマにした話題提供がある。
また、(株)九州テクノリサーチエコタウン事務所長の佐藤明史氏がコーディネーターとなり、ハウステンボス(株)担当者と(株)正興電機製作所人材活性推進部長、現役留学生2人、立命館アジア太平洋大学学生部長をパネリストに迎えたパネルディスカッションも行なわれる。さらに、企業・留学生・関係者の「交流会(懇談会)」では1部で企業ショートスピーチ+留学生ショートスピーチが、2部で企業と留学生の面談も予定されている。
時間は午後3時から同7時半まで。定員は150人で、参加費は無料。参加希望者は<http://www.kyushu.meti.go.jp/seisaku/kokusai/ryugakusei/event_of_fukuoka.htm>
から申し込み用紙をダウンロードして必要事項を記入の上、FAX092-482-5321へ。締め切りは1月9日だが、定員になり次第締め切る。問い合わせは、九州経済産業局国際部国際課=092-482-5423まで。
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