5回にわたり、カンボジア地雷撤去キャンペーン(CMC)現地駐在員によるレポートを紹介してきました。感じたこと、伝えたいことをそれぞれの視点から報告されました。
最後に、「現地駐在で学んだこと、感じたこと」についてそれぞれの方よりコメントをいただきましたので、ご紹介させていただき、シリーズの締めくくりとさせていただきます。
―2004年度駐在員 古川純平氏
地雷を踏んでいてもおかしくない場面が何度もあった。のどかな田園で足を失う恐怖に何度も襲われ、足が竦み動けなくなった。その恐怖を多くの方に伝えたい。その恐怖がカンボジアの人々の毎日だから。
―2005年度駐在員 渡辺雄太氏
逆境の中でも前向きに生きるカンボジア人の強さ、ラジオ番組VOICE OF HEARTによる心のケアの重要性、カンボジアのことを真剣に考え、募金や活動に協力してくださる日本人の熱い思い。
―2007年度駐在員 由見裕也氏
カンボジアではたくさんの子どもたちの笑顔に魅了されてきました。懐っこく、無邪気で本当に可愛いのです。そんな子どもたちが地雷の脅威にさらされながら生きているのが悲しくてなりません。地雷のない世界の実現を強く願っています。
―2008年度駐在員 砥綿泰弘氏
「大事なのはコミュニケーションをとるためのツールではなく、その気持ち。英語もカンボジア語も満足にできない自分でも、耳を傾け、声を掛け、受け入れてくれようとする、温かい心を日々カンボジア人から受けます。そして笑顔でいることの大切さ。地雷問題の深刻さだけでなく、一人間として豊かに生きていく術を垣間見た思いです。」
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