戸建も同様に、一般市民と外国人や高所得者層の住居地域は区別されており、ホーチミンの中心部から車で約20分ないし30分程度のところに高級住宅地がある。こうしたところには、インターナショナルスクールがあり、外国人が多く住んでいることをうかがわせる。また、マンションやヴィラと同様に、一般市民が安易に入り込むことが難しく、セキュリティに気を使っているのは共通。
販売中だった中古住宅は、土地が約200坪で1億3,000万円。住居の他、小さなプールもあった。ここから車で5分程度のところにある新築物件では、土地が約75坪で6,500万円。両物件ともに3階建て。
現地の人によると、物件の動きは鈍っており、マンション同様に価格は下がり気味だという。
また、建築現場では日本のような近代化は進んでおらず、鉄筋を貼るところでは人海戦術、足場などは2~30年前の現場で使われていたようなもので作業している。ただ、街は人で溢れ、活気に満ちているのは間違いなく、今後に期待を抱かせる都市のひとつである。(おわり)
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