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「反対のための反対」発言で紛糾 柳川市長選 一騎打ちへ(2)
政治
2008年12月15日 08:26

 9日から始まっている柳川市議会12月定例会は、先述のように市長選「代理戦争」さながらの様相を呈している。その表れが9日の伊藤法博議員よる一般質問での「反対のための反対」との発言で、議場はヤジが飛び交い騒然となった。伊藤議員は少数与党の「柳志会」に属し、一貫して市長を擁護してきた「論客」と言われている。「市長の政治姿勢を問う」という一般質問で飛び出したこの発言は以下のようなものだった。

 市長選で負けた候補を応援した議会多数派は石田市長就任後、「反対のための反対によって市に大きな損害を与えた。多数派はピアス社跡地問題、全日本同和会への補助金支出問題など、ありとあらゆる面で石田市長を誹謗中傷し、イメージダウンを図りつつ、マニフェストつぶしに執念を燃やしてきた。多数派は胸襟を開かず市長に抵抗を続けた。また何十年と、特異な方が有力者として君臨し支配する多数派と執行部が蜜月をしてきた。これに立ち向かっている石田市長の改革を支援する」

 さらに、市議会議長が代表をしていた会社がJAS法違反で改善指導を受けたことをとらえ、「柳川の農業への信頼を傷つけ、イメージを悪化させた責任は重大である」と発言した。

 これに対して、「柳志会」からは応援の声があがり、かたや「何を言う」「名誉毀損だ」などとヤジが飛び交い、一気に緊張―。その後、この伊藤発言について「議会に対する誹謗中傷を行なった発言は重大な問題がある」として休憩に入った。

 休憩後、議長から伊藤議員に対して、発言は通告内容に従い、ルールにのっとり、執行機関に関する事務について発言するよう注意がなされた。

 大荒れの定例会になることを予感させるような9日の一般質問であったが、ここに至るまでにはいくつかの伏線があった。

 議会とは妥協しないことを標榜する石田市長と擁護する少数与党。対して、市政の混乱の原因は言行不一致の石田市長にあり、とする多数派との数年に及ぶ確執がある。そして来春の4月には市長選を迎える。この日の伊藤発言は、石田市長を支持する会合が6日夜に開催され、この場でなされた石田市長の出馬表明を受けてのものだと囁かれている。新人候補が活発に動いていることが伝えられており、この議会で一気に「攻勢」に出たということだろう。

 伊藤議員による、一般質問の枠を越えた露骨なまでの石田市長擁護発言と、多数派に対する挑発じみた内容がそれを物語っていると言えよう。

 伊藤議員による発言の余波は11日の一般質問に続いていく。


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