昨年12月に長崎県に本社を置く造船機器メーカーの辻産業が会社更生法を申請、破綻した。造船業界もこの世界的な不況の荒波を受けて、非常に厳しい状況にあることは間違いない。ある造船業に携わる関係者によると、「昨年夏くらいまでは、2、3年先までの受注が決まっている状況で活況だった。しかし、その後一転して、受注のキャンセルが相次いだ。今年の年末まではなんとかなりそうだが、その後は分からない。1年前の状況からすれば、今の不況は考えられない。」
100年に1度とも言われるこの不況は、造船業界にも大きな影響を与えている。
【 宮野 】
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